起業マニュアル
求人の方法
求人募集のやり方には、いくつかの方法があります。知人、友人への声掛け、ハローワークの活用、求人媒体の活用など、有料、無料だけでなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。会社の状況や求める人材に応じて、使い分けが必要になります。
ここでは、求人のやり方やそれぞれのメリット、デメリットについて紹介します。
求人募集のやり方
1.知人、友人への声掛け
自身の知人、友人に当たる方法です。既に相手の経験やスキルについても、ある程度把握している状況も多いと思いますので、安心して声掛けすることができます。また募集のための費用も掛かりません。
しかし、知人、友人であっても、相手の現在の仕事や生活の状況に配慮しながら、アプローチすることが大切です。
(1)メリット
- 事前に情報を把握している
- 費用がかからない
(2)デメリット
- 声掛けを行うときは、相手の仕事や生活状況への配慮が必要である
2.ハローワークの活用
会社を管轄するエリアのハローワークを活用する方法です。最初に事業所の登録などの手続きが必要になりますが、ハローワークへのHPへの掲載は無料であり、費用はかかりません、また、条件によっては助成金を活用できます。
しかし、情報を閲覧する人材の範囲は、退職後に仕事を探している人に絞られます。
(1)メリット
- 費用がかからない
- 件によっては助成金が活用できる
(2)デメリット
- 手続き等の手間が必要になる
- 情報を受け取る相手が限定される
3.求人媒体への掲載
一定の費用がかかりますが、現在、別の仕事をしている人材も含めて求人を行うには、インターネット求人サイトや求人誌など、WEB媒体や紙媒体へ掲載する方法が有効です。媒体の利用者や属性をある程度把握したうえで、情報を発信できることが特徴です。
また、WEB媒体であれば、どちらかといえば利用者の多い若年者層や複数の求人に向いています。紙媒体であれば、地域を限定した人材の求人に向いているといえます。
(1)メリット
- 対象者を絞った形での募集が可能である
(2)デメリット
- 費用がかかる
4.人材紹介会社への依頼
条件に合致した人材をピンポイントで探すのに有効なのは、人材紹介会社へ依頼する方法です。採用にあたり手続きの仲介も行っているので、他の求人募集より、手間がかかりません。入社時には人材紹介会社へ支払う紹介手数料が必要となります。
(1)メリット
- 条件に合致した人材探索が可能である
- 採用の手続きの手間が省力化できる
(2)デメリット
- 費用がかかる
5.ソーシャルリクルーティング
ソーシャルリクルーティングは、FacebookやTwitterなどのSNSを活用した採用方法です。採用情報発信、質疑応答、応募者の情報収集などSNSを使って行います。
(1)メリット
- 求める人材と応募者のミスマッチが回避できる
- ピンポイントの求人広告配信が可能である
- 費用が削減できる
(2)デメリット
- 有益な情報を発信つづける継続性が必要になる
- 短期間では効果が出づらい