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ものづくり現場の自動化・ロボット化をトータルサポート【株式会社理工電気】
2020年 4月 23日
技術・サービス名=独自技術を駆使した「生産設備技術」
部品製作から設備の設計製作、制御まで一貫対応
株式会社理工電気が提供する「生産設備技術」は、これまでに培ってきた切削・成形・加工の独自技術を駆使し、顧客の希望する仕様に基づいて設備装置を設計製作するサービスだ。特に、全自動の組立・検査・梱包機や、ロボット制御、ロボットハンド・グリッパの設計製作などを得意とし、これらの設備装置に欠かせない精密切削加工部品やケーブル・ハーネス加工品、電源用コネクタなどの要素部品を自社生産しているのが強みの一つ。部品製作から設備装置の設計製作、さらには制御までをトータルでサポートし、人手不足や非効率な業務の改善などに悩むものづくり現場の自動化、省力化、少人化を強力に後押しする。
高品質の部品と独自開発した機能を提供
同社が生産する電源用コネクタはMIL規格※1に準拠。信頼性、堅牢性、耐久性において優位性が高い。また、「FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)」※2の正会員である同社は、独自に制御機能を開発。同社が生み出す高性能ロボットなどの設備装置には、こうした独自技術が大いに活かされている。
多品種少量生産の自動化をはじめ、生産工程の最適化にロボットは不可欠だ。この現状を強く意識した同社は、部品づくりの高い技術を土台とし、2015年頃よりロボットに欠かせない装置設計、組立、電気および機械に関する技術を積み上げてきたという。
※1米軍が調達する物資の規格・評価ガイドライン
※2ロボットや自動化システムを構築するシステムインテグレータ団体
「人が働きやすい環境」を追求
同サービスは、すでに電子、自動車、半導体、食品、薬品、化粧品、医療、洗浄といった幅広い業界に提供実績がある。ロボットを駆使したシステムの導入実績も豊富だ。「人が働きやすい環境」を追求した同社製作設計のロボットは、「使いこなせるロボット」として現場での評価も高い。
今後はコスト削減、働き方改革、品質管理といった課題の解決に向けて、自動化やロボットの導入を検討する企業がますます増えることが予想される。より多様化・複雑化するニーズの中には、既存品では対応しきれないケースも少なくないだろう。同社との連携や同サービスの活用が、多くの企業にブレークスルーのきっかけを与えそうだ。
取材日:2020年1月28日
企業データ
- 企業名
- 株式会社理工電気
1976年創業。「コストパフォーマンスNo.1クラスのものづくり」を実現する価値提案企業として、設備製作から各種部品の調達・試作・量産にまで対応。精密機械・工作機械・半導体装置・自動車・液晶・医療機器などの分野で豊富な実績を持つ。今後「全自動組立検査梱包機」「制御盤設計製作」「ロボットの制御開発、ハンド開発と製作」の3事業により注力していく予定。