SDGs宣言策定に向け、優先課題の絞り込みはどのように進めればよいでしょうか？

回答

会社のミッションや経営理念、顧客からの要求等、企業の持続的成長に資する観点から見直しを実施しましょう。
リスクと機会の観点から、現在の活動及び今後の展開について、キーワードを検討し見える化することで、その後のストーリー作りにもつながります。

大切にしたいステークホルダーが誰なのか？
未来のありたい姿はどのようなものか？
取り組みたい社会課題はどのようなものか？
地域社会や日本社会、世界が自社に解決を期待している社会課題はどのようなものか？
これらをまずは確認しましょう。

その上で、自社事業へのインパクト（SDGsの取組による効果）が大きいか小さいか、社外（地域・社会・環境等）へのインパクトが大きいか小さいかを分布図にまとめてみましょう。
右上に近いものから順に優先度を整理していき、自社事業へのインパクトが大・社外が小、あるいは、自社事業へのインパクトが小・社外が大の部分については、大切にしたいステークホルダー、ありたい姿、解決したい社会課題の視点で、経営理念、ビジョン、ミッションなどを基に判断します。
整理する際には、現状視点ではなく、5年後、10年後に至る未来も視野に入れて考えましょう。