カーボンニュートラル実現に向けたチェックシート
No. | 質 問 | 確認 | 解 説 | |
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知る(認知・理解) | 1 | 気候変動対策の経営上の課題について、広く情報を収集していますか | □ | 気候変動対策を自社の経営上の重要課題と捉え全社を挙げて取り組む脱炭素経営では、いろいろな視点から情報を集め、企業経営に織り込んでいく必要があります。 グリーン・バリューチェーンプラットフォーム(環境省) |
2 | カーボンニュートラル実現に向けた政府の取り組みを知っていますか | □ | カーボンニュートラルへの挑戦が、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想で、日本全体で取り組んでいくことが重要です。 脱炭素ポータル(環境省) |
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測る(現状把握) | 3 | エネルギーの種類別(注)に毎月使用量を整理していますか(注)電気/灯油/軽油/都市ガス等の別 | □ | エネルギー使用量の把握には、電力会社等からの明細が有効です。月別推移、前年同期との比較などを可視化することにより改善点が見つかります。 |
4 | 事業所のCO2の排出量(年間)を把握していますか | □ | 自らの事業所のCO2排出量を把握することがカーボンニュートラルへの出発点です。燃料等使用量からCO2排出量への換算が可能です。 以下を参考にしてください。 CO2チェックシート(日本商工会議所) |
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5 | 事業所の電気、燃料の使用量を用途(注)別に把握していますか(注)部門、工程、設備 | □ | 多くの場合、電気や燃料の使用量を示す計量器は細かく設定されていません。そのため、用途別の使用量を求めるためには、計算による推計を行うか、可搬式計器による計測が必要です。そのようにして使用量を用途別に把握すれば、CO2発生量の多い用途を絞り込むことができます。 | |
6 | 省エネルギー対策の検討・外部診断を受診したことがありますか | □ | 外部診断を受診することによりCO2削減率の大きな改善点を見出せます。省エネルギーセンターおよび各地域の省エネ支援団体が省エネに関する診断を実施しています。 省エネ・節電ポータルサイト shindan-net.jp(省エネルギーセンター) 省エネお助け隊 |
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減らす(計画策定・予想・計画の実行) | 7 | 中小企業のカーボンニュートラルへの取組事例を知っていますか | □ | 以下の中小企業の取り組み事例が参考になります。 中小規模事業者のための 脱炭素経営ハンドブックver.1.1(環境省) |
8 | 省エネルギー・カーボンニュートラルを目的とした設備投資に補助金が活用できることを知っていますか | □ | 様々なカーボンニュートラルに関連する補助金制度があります。 一般社団法人環境共創イニシアチブ 中小企業等のカーボンニュートラル支援策(経済産業省・環境省) |
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9 | 自社で太陽光など再生可能エネルギーでの発電を検討しましたか | □ | 再生可能エネルギーは電気に変換して使用するのが使いやすく現実的です。その中でも、最も着手しやすいものが太陽光発電となります。 一般社団法人太陽光発電協会 |
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10 | 再生可能エネルギーで発電した電気を購入することを検討しましたか | □ | 現在、自社の現状にあった電力会社や契約メニューの選択が可能です。自社で再生可能エネルギーによる発電が困難な場合は、小売電気事業者から再生可能エネルギー由来などCO2フリー電気の購入を検討できます。 電力小売全面自由化(資源エネルギー庁) 電力調達ガイドブック(自然エネルギー財団) |
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11 | 再生可能エネルギー発電(自家使用)や再生可能エネルギー電気の購入が困難な場合、あるいはそれだけでは不足する場合には、カーボン・オフセットを利用できることを知っていますか | □ | CO2削減を最大限に努力しても、必要な削減が困難な部分の排出量について、J-クレジット制度等の利用により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせることが可能です。 J-クレジット制度及びカーボン・オフセットについて(環境省) |