第6話 本気
海外ビジネスにはコストかかります!これは仕方がないです。ただ海外に拠点を作る、といった形態以外にも、商社を活用した「間接輸出」や、WEBを通じて海外の人に製品を直接売る「越境EC」、訪日旅行客の需要を取り込む「インバウンド」といった海外需要の取り込みも広義では海外ビジネスと言えます。こうした進出形態では比較的コストを抑えることが出来ます。視野を広げ自社に合った戦略を採りましょう。
【SWBS支援者コラム】
安易に海外拠点をつくるべからず!
現地の情報を収集し人脈を構築するために、まずは海外拠点をつくる企業が多く見受けられます。現地に駐在を置くことは、多くの有益な情報と人脈を手に入れるための手段として、もっとも確実な方法のように思えます。しかし、商流が見えない段階での海外拠点構築は、多大な経費ロスを生むことに直結します。実際に商流を構築する前に海外拠点を持ち、コスト過多で撤退する企業が数多くあります。自社の事業がその地域で通用するかどうかを判断する際、海外拠点をつくることより先に、現地に土着しているパートナーの巨人の肩に乗り、コストと時間をかけずに必要な情報を入手することを強くおすすめします。
コストをかけず商流を構築すべし!
コストをかけたからといって、有力な商流が構築できるわけではありません。商流構築までのロードマップをまちがうと、展示会への出展、市場調査、海外拠点の設立など、多くのコストを浪費してしまいます。多くの場合、初めて海外に進出する企業が作成するロードマップは費用対効果が悪く、まちがいだらけです。そのため、コストをかけずに商流を構築できる現地に土着しているパートナーと一緒に、最適なロードマップを最初からつくることがとても大切です。
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- ビンテージアジア経営者クラブ株式会社