調査
名古屋の中小企業の景況感、業種でばらつき拡大:名古屋商工会議所
2023年 9月 28日
名古屋商工会議所は、会員企業への定期景況調査の7-9月期の集計結果をまとめた。全産業業況DI(「好転」の回答割合から「悪化」の回答割合を引いた数値)は、前期比0.1ポイント悪化の1.5とほぼ横ばいだった。
業種別では、小売業が同13.2ポイント改善の2.5、製造業は同5ポイント改善のマイナス4.0と好転したが、卸売業は12.3ポイント悪化のマイナス16.3、建設業も同2.3ポイント悪化のマイナス2.3と業種による景況感のばらつきが大きかった。
同時に実施した価格転嫁の状況についての調査では、今期は「価格転嫁をした」と回答した割合が62%(前期比1ポイント悪化)した。業種別では、製造業は89%(同2ポイント改善)、建設業は71%(同1ポイント悪化)、卸売業91%(同2ポイント改善)、小売業70%(同12ポイント悪化)などとなった。
詳細は名古屋商工会議所のホームページまで。