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輪島塗の万年筆など展示、「すぐれものがたり」始まる:中小企業総合展

2024年 2月 7日

中小企業98社が出展する「中小企業総合展 in Gift Show 2024」

ギフト関連商品の国内外販路開拓を目指す中小企業98社が出展する「中小企業総合展 in Gift Show 2024」(中小機構主催)が2月6日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まった。日本最大のパーソナルギフト・生活雑貨の国際見本市「第15回LIFE×DESIGN(東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024)」(ビジネスガイド社主催)内に「すぐれものがたり」との出展ブースを設け、中小企業が自ら企画・製造した商品を一堂に展示している。

輪島塗の万年筆を手にする平井木工挽物所の
平井丈也氏(左)と平井守氏

このうち平井木工挽物所(大阪市生野区)は、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の伝統工芸である輪島塗を施した万年筆を出展している。輪島塗漆器専門店「輪島塗 桂月堂」とのコラボ商品で、製作に約10カ月を要し、価格は1本13万2000円(税込み)。2年前に両社が大阪市内の百貨店のイベントに参加したことがきっかけで話が進み、手始めに5本を製作して昨年3月に東京都内のイベントで展示したところ、完売したという。中小企業総合展では、製作期間を若干短縮して完成させた万年筆と、サンプルとして桂月堂から送られていた万年筆を展示している。平井木工挽物所代表の平井丈也氏は「これから本格的に製作してもらおうと頼んでいたところだったが、地震で(桂月堂の)店舗は大きな被害を受け、職人さんたちも昼は店内を片付け、夜は避難所に身を寄せている。なんとか復活してほしいが、まずは健康に留意して体調を整えてほしい」と複雑な心境を語った。

このほか、被災地からは福井洋傘(福井市)、ミランティジャパン(石川県加賀市)、リクラ(金沢市)、エフディー(新潟市)などが出展している。中小企業総合展は2月8日まで。開催時間は10~18時(最終日は17時まで)。

詳しくは中小企業総合展の特設サイトへ。

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