調査

正社員の賃上げ実施企業は6割超。半数以上は過去最高値に:東京商工会議所

2024年 9月 26日

東京商工会議所は東京23区内の中小企業を対象に賃金の動向を調査した。2024 年度の正社員の賃金は「賃上げを実施」が前回調査比 3.7 ポイント増加の 62.0%となった。そのうち、「業績は横ばい(50.4%)」・「業績は悪化している(11.5%)」を合計した 60%以上の企業は、業績の改善が見られない中で、防衛的な賃上げを実施した。

賃上げを実施した企業における賃上げの内容については、「ベースアップの実施」が 6.0 ポイント増加の 54.2%と、同調査(賃金の動向について)を開始した 2015 年度以降で最高値となった。

賃上げを行う理由は、「社員のモチベーション維持・向上」が最も多く 84.6%となった。次いで、「物価が上昇しているため」が 64.4%、「人材の流出を防ぐため」が 57.5%となった。また、「最低賃金の引上げに合わせるため」が 16.7%だった。

詳細は東京商工会議所のホームページまで。

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